Type by Roger Excoffon: Collected Specimen Booklets
金属活字時代の小さな傑作である書体見本帳は、精巧に配置された展示品と実際に使用されていた様々な使用例によって、新しい書体を世界に紹介しました。一時的なマーケティングとして配布されたこの小冊子の多くは、大胆なビジュアル・エッセイであり、タイポグラフィの技巧を示すものであり、書体に関する重要な情報を収録した貴重な記念品です。
本書は、ミッドセンチュリーの巨匠、ロジャー・エクスコフォン(Roger Excoffon)による書体の見本を複製したものです。彼が国際的なトレンドセッターへと変貌させた家族経営の鋳造所「オリーブ(Olive)」での全キャリアを網羅したこのセレクションは、エクスコフォン自身による見事な書体見本を特集するとともに、彼が「オリーブ」のために制作したすべての書体の見本を惜しみなく収録しています。オリジナルのトリムで装丁され、内ポケットに小冊子が入っている本書は、エクスコフォンの作品への貴重なアクセスを提供します。
ロジャー・エクスコフォン(1910-1983)は、フランスを代表するグラフィックアーティスト、画家、書体デザイナーでした。1945年に「Fonderie Olive」のアートディレクターに就任し、以後20年にわたってマルセイユの活字鋳造所の野心的な書体デザインプログラムを率い、20世紀を代表する書体のいくつかを生み出しました。エクスコフォンの革新的な活字の宣伝活動は、「エールフランス航空」、1968年の「グルノーブル・オリンピック」、フランス政府など、注目度の高い独立したデザインの依頼につながりました。店の看板から書籍の表紙まで、あらゆる場所で見かけられるエクスコフォンの書体は、今日でも広く使用されています。
10点の見本には、「Chambord(1947年)」、「Vendôme(1950年、エクスコフォンの指示のもとフランソワ・ガノがデザイン)」、「Banco(1951年)」、「Mistral(1953年)」、「Choc(1955年)」、「Diane(1956年)」、「Calypso(1958年)」、「Nord(1958年)」、「Antique Olive(1962年)」といった有名な書体が収録されています。
ページ: 232
サイズ: 241 x 318 mm
フォーマット: ハードカバー
言語: 英語
刊行年: 2024
出版: Letterform Archive
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