1,000 Marks

1972年から現在に至るまで、世界最大の独立系デザインコンサルタント会社「ペンタグラム（Pentagram）」のパートナーによってデザインされた1,000のシンボルとロゴタイプをまとめた作品集。

この50年間、ペンタグラムの最も大きな仕事は、常に様々な業界やクライアントのブランド・アイデンティティを創造することでした。これらの研ぎ澄まされたアイデンティティの中心にあるのは控えめなマークであり、しばしばブランドそのものの略語として機能します。マークはどこにでもあり、私たちの集団心理に入り込み、文化的景観の一部となり、ブランドとの関係を象徴しています。

本書で紹介する1,000のマークは、過去から現在に至るまで、ペンタグラムのパートナーによって生み出された多様なアイデンティティを表しています。ペンタグラムは創業以来、多国籍企業から新興企業、政府機関、非営利団体、社会的企業、クラブ、協会、個人、地区、そして国全体まで、あらゆる人々のためにマークをデザインしてきました。所有権を取得できる独自のマークは、自分が誰で何をしているかを伝える出発点となります。

大胆なタイポグラフィのワードマークから、絵画的なシンボル、より抽象的なソリューションまで、特徴的なロゴを作るにはさまざまなアプローチがありますが、ここではそのすべてを見ることができます。モノクロで印刷することで、ロゴを最も純粋な形で見ることができ、ロゴの対比や時折の類似点が強調されます。

デザインの実践は1972年以来、根本的に変化してきましたが、その関心事に変わりはありません。クライアントのためにマークをデザインするという見かけによらずシンプルな作業と、それに伴う時代を超えた普遍性を求める難題は、今日でもグラフィックデザイナーが直面する課題の中心となっています。

ページ: 1008
サイズ: 128 × 177 mm
フォーマット: ソフトカバー
言語: 英語
刊行年: 2024
出版: Thames & Hudson